寺田寅彦記念館友の会掲示板
2022/07/25 (Mon) 10:12:09
「寺田寅彦の郷土随筆」というパンフレットをある知人から頂戴し、興味深く拝見したものです。ただ、23ページの小宮豊隆に関する記述に誤植などありますので列記しておきます。
1.「福島県の出身」とありますが、誤植です。正しくは福岡県
2.国文・独文学者とありますが、国文というのは誤解を与えかねませんので、単に「独文学者」でよろしいかと思います。
3.学習院大の教授とありますが、確かに事実ですが戦後の一時期のことです。寅彦と親交があり、墓誌を草したのも東北帝大法文学部教授時代です。
以上
Re: 誤植等について - 広報
2022/07/25 (Mon) 18:00:01
豊田様
ご指摘ありがとうございます。
将来再刊する時には訂正するように伝えます。
電子書籍のご案内 - 広報
2022/06/06 (Mon) 11:03:22
電子書籍のご案内
友の会会員・四宮義正著、電子書籍『寺田寅彦の光跡――所縁の地、エッセイ、研究余滴』が5月25日に発売されました。
Kindle版、Amazon販売です。
2019年に発刊された『寺田寅彦の光跡を求めて』(私家版)をもとに、文章を追記し、写真をカラーにしています。
Net環境の整っている方は検索してみてください。
URLは下記です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B2CYTV6Q
本年度総会について - 広報
2022/04/22 (Fri) 18:27:51
寺田寅彦記念館友の会の総会は、4月24日(日)に予定通り実施します。
詳細についてはHP
http://toratomo.yu-nagi.com/terada_kaisoku.html
の中の総会部分をご覧ください。
図書の紹介 - 広報
2022/01/03 (Mon) 10:35:52
図書の紹介
昨年末に嬉しい図書が出版されました。タイトルは『寺田寅彦「藤の実」を読む』です。
著者は山田功・松下貢・工藤洋・川島禎子の各氏となっています。2021年12月31日、窮理舎発行。
本体2000円(税込2200円)。口絵12頁/132頁。
著者のお一人、山田功氏は本会副会長でもあります。
(帯の文章の転記)
物事の「潮時」に切り込む寺田物理学の本質(エッセンス)、偶然と必然のはざまに潜むものとは何か、
藤の実の一斉爆発、銀杏の一斉落葉、家族の相次ぐ事故、流感の流行、地震の群発、山火事の多重発生…。
潮時の引き金をひくのは何か。
(目次構成)
口絵:寺田寅彦のメモや共著論文草稿、フジの花と実、莢が弾けた様子などの各カラー写真。
まえがき(松下 貢)
藤の実(吉村冬彦)/注釈(細川光洋監修)
寺田寅彦の「藤の実」を読む(山田 功)
「藤の実」によせて:偶然と必然のはざま(松下 貢)
植物生態学からみた「藤の実」(工藤 洋)
寺田寅彦「藤の実」に見る自然観(川島禎子)
付録(藤の莢の不思議な仕掛:平田森三/破片(抄):吉村冬彦/雪子の日記:寺田寅彦/鎖骨:吉村冬彦)
寺田寅彦 略年譜(川島禎子監修)
寺田寅彦の「藤の実」は昭和8年に発表されましたが、その後の物理学、植物生態学、文学の各研究・発展の成果が込められています。
山田氏の藤の莢が弾ける観察や写真・動画撮影、松下氏の首の長い砂時計の砂の流れの実験は貴重な実践の記録です。
工藤氏は植物の同調現象を分かり易く説明しています。
川島氏は寅彦が映画鑑賞に応用した連句理論を「藤の実」に適用して、随筆が「三つ物」の構成になっているとし、「偶然」という言葉で同列のものを並べていく手腕を連句の付句のようだとしています。
詳しくは下記のサイトをご参照ください。
http://kyuurisha.com/info/newbook-info4
謹賀新年 - 広報
2022/01/02 (Sun) 17:24:46
新年明けましておめでとうございます。
一月一日の高知新聞「小社会」欄に寺田寅彦の随筆から引用された正月の雑煮などが紹介されています。
我が家の雑煮もこれに似て質素だなと思いました。
寺田寅彦に学ぶ防災意識 - 広報
2021/12/18 (Sat) 11:06:28
標記のTV放送が高知放送で本日の午後4時からあります。
今朝の高知新聞に「昭和21年12月21日に発生した昭和南海地震から75年になり、寺田の著作を朗読で紹介するとともに今後30年の間に70~80%の確率で起きると言われる南海トラフ地震を考える。」ことが出ていました。
<訃報> - 広報
2021/09/10 (Fri) 10:46:04
今朝9/10の高知新聞に掲載されています。
会員の皆様に謹んでお知らせいたします。当会の会長、山本健吉氏は病気療養中のところ9月3日満74歳にて永眠いたしました。以下死亡広告に掲載されているご遺族の文を書き写します。
前文に続き、「葬儀は9月6日、11年前にいただいた沢山の千羽鶴に見守られ近親者のみで執り行いました。生前中は皆様方から多大なご厚誼をいただき感謝申し上げます。あまりにも早い旅立ちで家族一同心の整理がついておりません。誠に勝手申しますがご弔意、ご香典、お供物の儀は謹んでご辞退申し上げます。」
新刊図書の紹介 - 広報
2021/08/02 (Mon) 09:54:37
1.『寺田寅彦と物理学』(池内了著、玉川大学出版部、2021年7月30日、2,750円)
寺田寅彦に関して多くの著作を出している著者が、ジュニア向け、日本の伝記 知のパイオニアシリーズ全12巻の1冊として書き下ろした本。
「はじめに」によると、「寺田寅彦が物理学のパイオニアとして、どのような役割をはたしたかを、寺田寅彦自身が語るスタイルでまとめたもの」とのことである。
一人称の伝記部分の目次を示す。
1.科学者になるまで
2.ノーベル賞の一歩手前
3.大病をしてから
4.関東大震災に遭遇して
5.多彩な晩年
自伝形式とするために、多くの寅彦随筆から各時代のエッセンスを抜き出して語る方法を取っている。
関東大震災による火災調査や「事変の記憶」「流言蜚語」「災難雑考」「津浪と人間」などを語る時には、東日本大震災のデータの引用や新型コロナウイルスによるパンデミックに及ぶなど、寅彦が著者(池内)に乗り移っているようにも、著者が言いたいことを寺田の考えを借りて述べているようにも思える。
特に防災や安全性に関することでは、著者が寺田寅彦の思想を継承していることがよく分かるし、寅彦の考えが今でも新しいことが納得できるのである。
2.『名随筆で学ぶ英語表現 寺田寅彦 in English』(トム・ガリー、松下貢著、岩波書店、2021年6月11日、1,430円)
巻頭の松下による「寅彦随筆にみる現代性」によると、寺田寅彦は稀有な名随筆家であるとともに、時代にはるかに先駆けた素晴らしい科学者でもあったが、国際的にはほとんど知られていない。精選した寅彦随筆を英訳して紹介するだけでも、日本から世界への文化の発信となるだろう、とのことである。
取り上げている作品は、「茶碗の湯」「電車の混雑について」「金米糖」「線香花火」「日常身辺の物理的諸問題」である。
英訳に付いて行くのは難しいが、現代的な訳文の説明や寅彦随筆の先見性に関する五つの「よみとき」が面白い。
新会員の紹介 - 広報
2021/05/14 (Fri) 09:56:31
次の方が新しく会員となられましたのでご紹介します。
高知県 藤川 和美 様
よろしくお願いします。
新会員の紹介(訂正) - 広報
2021/05/03 (Mon) 17:30:01
5月1日に紹介させていただきましたお名前の文字がちがっていて失礼しました。訂正させていただきます。
次のお名前が正しいお名前です。
東京都 杉原 由記 様
よろしくお願いします。